シロオビトリノフンダマシ Cyrtarachne nagasakiensis

 コガネグモ科 体長♀7o前後、♂1.5o前後


♀タイプ 『「月日は百代の過客にして 行かふ年もまた旅人なり…」日常を離れ、旅に出ます…ついでに、好きになったクモを探しますね、最近は。という分けで、直近の旅の4箇所でみつけたシロオビトリノフンダマシです。(2013年6月沖縄県石垣島)』 コメントと撮影 : くも子さん

♀タイプ 『少し違うタイプのクモ(上の二枚は同一個体)、広大な干潟の、汀線から10メートルほどの場所で見つけました。白い帯がありません。海岸とトリノフンダマシ?ちょっと意外でした。』 コメントと撮影 : くも子さん


卵のう 『地元のシロオビは8月の時点でまったく見られませんでした。昨年かなり喧伝したので誰かが見つけているだろう・・・と思っていましたが、見つかったという話はまだ聞いていません。念のために空の卵のうだけでも・・・と神奈川の公園に寄ってみました。以前と様相が変わって雰囲気がよくなかったのですが、差し当たり1個だけは見つけました。やはり地表から十数センチの位置です。※ 091005 神奈川県座間市(ケータイで撮影) 』 コメントと撮影: きどばん

『かなり弱っていましたが母グモもいました。卵のうを見つけた後に気がつきましたw ※ 091005 神奈川県座間市(ケータイで撮影) 』 コメントと撮影: きどばん

『・・・なんかへん・・・・・・すごくへん・・・ 』 コメントと撮影: きどばん

『 みつきさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!! 』 コメントと撮影: きどばん

『老眼鏡をかけずにカットしたもので・・・左はアウトですが、右はセーフかな。Tromatobiaですかね? 』 コメントと撮影: きどばん
『すいません、すいません、うちの子らが大変貴重な卵を食べてしまいまして...おそらくTromatobiaと思いますが、トリフンの記録はもちろんなかったと思います。何が出るかとても楽しみです。 』 コメント: みつきさん
『卵のうを固定している糸は、あまり劣化していないように見えますから、それほど日にちが経過していなさそうですが…卵のうを造ったのも、糸を張り巡らしたのも、母グモ(シロオビトリノフンダマシ)の仕事ですよね。ハチは卵のう造りをどこかでみていて、その直後に、卵のうに産卵した?としても、ハチの幼虫の成長の早さというのは驚異的ですね。しかも2匹がきちんと育ってますし。かなり大きなハチ?のようですが、複数のハチが出てくることって、よくあることなのでしょうか? 』 コメント: くも子さん
『寄主クモが卵のうを作るような環境を認識して、そのなかで、袋状の構造という視覚情報や卵のうを形成する糸や、卵に由来する化学物質をたよりに探索を行っているのではないかと思います。クモが卵のうをガードしている横で産卵を行った観察例もありますが、おそらくクモそのものの存在はあまり関係ないと思います。ヒメバチでは幼虫が成熟してから羽化するまでの期間はこの程度のものは普通にあります。Tromatobiaではたいてい複数の個体が羽化してきます。卵のうサイズに対する産卵数や性比の調整は行われている可能性が高いでしょう。 』 コメント: みつきさん

『 昨日出ました。 2009-10-15 』 コメントと撮影: きどばん
『写真で見た限りではTromatobia flavistellataの雄のようです。ナガコガネグモの卵を食べることは知られていますが、それ以外のクモからの初めての例でしょう。卵食いヒメバチはクモヒメバチのようなクモとの直接のコンタクトがないため、寄主にある程度の幅があってもよさそうです。その点シロオビトリノフンダマシとナガコガネグモの卵のう作成場所は似ている(?クモ屋さんのご意見を聞きたいところです)ので、そのような両種につくということは十分あり得ると思います。』 コメント: みつきさん
『さすがみつきさん! 現地ではすぐそばにナガコガネの卵のうがありました。ナガコガネは母グモの造網位置自体が低く、卵のうも低い位置で見つかりますね。(フェンスなど人工物に作る場合は高めであることが多いですが)ナガコガネは腰下、シロオビは膝下、という印象です。再度行ける機会があれば、近くにあったナガコガネ卵のうも回収するつもりです。』 コメント: きどばん



♀ 2007-07 撮影 : DX-9さん(チーム神奈川)


♀ 2007-08 神奈川県 撮影 : 一寸野虫さん(チーム神奈川)


♀ 080729東京都青梅市 撮影: くも子さん

♀タイプ(幼体含む) 070731神奈川県座間市 撮影: くも子さん


黒色型♀ 2008-07 大阪府堺市 撮影: tumumasi さん

黒色型♀ 080729東京都青梅市 撮影: くも子さん

捕食中の♀(明け方,網回収中) 080803 東京都小金井市 撮影: きどばん


♀と網 『本来ですと、夜明け前にし終えるはずの、トリノフンダマシ類の網・糸回収作業の一例を観ることができました。クモ観察の王道である夜間観察が苦手で、諦めていた場面でした。とっくに明るくなっているのに、せかせか働いているクモを見つけ、うれしくなり、何とか写したいと試行錯誤しながら、撮ってみました。クモはシロオビトリノフンダマシ♀、時刻はam8:30頃でした。(080731神奈川県座間市)』 コメントと撮影: くも子さん

♀と網 『くも子さんのおかげで私も明るい時間にシロオビトリノフンダマシの網を見ることが出来ました。トリフンの網を見るのは明け方がいいのかもしれません・・・2頭のシロオビが網を回収し始めたのは06:30過ぎです。 080803 東京都小金井市』 コメントと撮影: きどばん


♂ 070731神奈川県座間市 撮影: くも子さん


幼体 『体長は2ミリメートル程度と、成体♀の半分以下(ボリューム的には何十分の一、撮りながら、成体♂くらいかな、とその時思いました)だったことだけは確かです。(ススキの葉も、まだ成長中でした)種名にあるシロオビも、これから脱皮を重ね、成長する過程で現れるのだろうか、などとその時勝手に想像いたしました。(昨年の経験では、帯のある個体が圧倒的に多かったのに、この日観た3匹は、帯のない黒い個体ばかりだったからです)(060620神奈川県座間市)』 コメントと撮影: くも子さん


幼体 080615 神奈川県座間市 撮影: きどばん


糞(動画より切り取り) 080803 東京都小金井市 撮影: きどばん


卵のう 080907 東京都府中市 撮影: きどばん

上画像卵のうからの出のう幼体(右)。左はオオトリノフンダマシ出のう幼体。青枠は1mmます。   撮影: きどばん


 匂い

『ツケオグモ類以外にも、トリフン類なんかも、液体を出すようですね。オオトリの匂いを嗅いだ事がありましたが、ちょっと甘いような匂いがしました。あと、くにたちクモさんが仰るには、アカイロ・シロオビのものは、テントウムシ類の匂いがするとの事。これらの成分もわかったら結構面白そうですよね?』 コメント: S,W さん

『シロオビトリノフンダマシとアカイロトリノフンダマシはテントウムシ類の苦い汁の匂い、トリノフンダマシとオオトリノフンダマシは微妙なくさい匂いがします。これは、生きたまま瓶に入れて、ちょっと振ったりしていじめてみると、匂いがするのです。数人で匂いをかぐとダメです。一人で一気にその瓶の匂いをかぐのです。匂いは1人分程度しか匂わないのです。たぶん。サカグチ、ツシマ、ワクド、マメイタ、ムツトゲ、カトウツケオ・・・あんな奴らは、プンプン匂うはずです。たぶん。匂いだけで、同定できたらと思っていますが、説明が難しくて、さらに、職人的ですね。来年はみんなで、珍品を採って、ぶんぶん振って匂いをかいで楽しみましょう。2009-12-24 』 コメント: くにたちクモさん

 

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