コオニグモモドキ Pronous minutus

 コガネグモ科 体長♀約5o




♀タイプ 070902長野県下高井郡 『分布域が広く、個体数も多いが、わが国では同じ仲間がいない、小さくて可愛らしいクモです。(一本の糸を操る技は実に巧みで、他のコガネグモの仲間とは際立った違いがありました。)』 『夕方、笹の葉裏に。葉に触れた途端糸を伸ばし、真下に落下。あわててその糸を両手で3〜4手手繰りましたが、彼女のワザの方が上で、見失ってしまいました。次の日は朝からリベンジ探蛛、意識して本種を探しました。意外にも比較的簡単に、林道沿いの笹の葉裏、広葉樹の葉裏で3頭見つけ、撮ることができました。・・・昼間のせいでしょうか?いずれも葉裏でじっとしていましたが、待ち伏せか、寝ているのか、判断できませんでした。捕食シーンも観察していません。』 コメントと撮影: くも子さん
『コオニグモモドキの幼体や亜成体ですが、私が観察した限り、待ち伏せ型でした。比較的開けた場所の枝や木製の柵のポール上でじっと待ち伏せしていました。ハエ類のクロバネキノコバエ科やサラグモ類を捕食していました。私自身はコオニグモモドキが網を張っているのは見たことがありません。谷川明男さん(1989)コオニグモモドキの捕虫法についてAtypus(94):1-4に夜間V字状に網?を張っている個体を見ていますね。張っている糸には粘着物質が付いているようですが、つかみ取りをするのでは、と書かれています。』 コメント: くにたちクモさん


♀タイプおよび寄生蜂幼虫 090517 札幌市 『曇っていてやや寒い日でしたが近所の山道(フキやイタドリが茂り近くには小さな湿地)に行って撮りました。小さなオニグモが座っていたのですが、大きめの白いものがついていたのでハチの幼虫がついている!と思いました。実際に見るのは初めてです。拡大するとなんとか節も見られました。』 コメントと撮影: zatouさん
『貴重なオマケ情報ありがとうございます。北海道ではあんまり探索できていませんので、とても参考になります。さてこの幼虫ですが、成虫を羽化させてみないと何とも言えないのですが、ちょっと推測してみると、オニグモについていることからPolysphinctaあるいはSinarachnaの可能性が高いかなと思います。あるいはホストの分かっていない属のものかもしれません。さらには全くの新顔と言う可能性も。...といった感じでとっても興味深い寄生例なのですが、カキコの様子からすると、お持ち帰りにはなっていないでしょうか?(聞くのが怖い...w)。飼育してハチを羽化させるのも、摂食の様子も見れて面白いので、もし余裕があれば挑戦してみて下さい。で、羽化してきたら標本をみせていただけたらとてもうれしいです。幼虫付きクモの液浸標本だけでも助かります。』 コメント: みつきさん

♀タイプ 『こちらが普通の方です。小さく体長5mm未満です。2枚とも5月17日、札幌市』 コメントと撮影: zatouさん

『コオニグモモドキというのですか。この日で3匹見られたと思います。風景は写真のような感じですが、家が見えているし反対側は道路です。このクモはもさもさの草が生えている地点ではなくフキとイタドリの茂るところ(写真の下のほう)で撮りました。』 コメントと撮影: zatouさん


♀タイプ 2008-06 信州木島平 撮影: S−Birdさん


♀ 090719 長野県 撮影: きどばん(補填)

 

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