カバキコマチグモ Cheiracanthium japonicum

 コマチグモ科 体長♀13o前後、♂11o前後


♂(上)と♀。(060622東京都葛飾区荒川河川敷) 『コガネグモを観に行っていて、偶然、クズの葉を折り曲げ住居(仮?)としている、カバキコマチグモを見つけました。』 コメントと撮影: くも子さん


左♂、右♀。求愛行動? 『♀の長い左第1脚先端および♂の長い左第1脚先端が、互いに相手の頭胸部に触れているのがみてとれます。こんな写真を連ねれば、劇画的クモの愛情物語をつくることができる?かも(090614東京都足立区)』 コメントと撮影: くも子さん


母グモと仔グモ  110722_東京都府中市 撮影: きどばん


♀亜成体の住居に居候する♂ 2009-06-19 東京都八王子市 撮影: じこぼーさん


交接 2007 山形県 『カバキコマチグモの交接を観察できました。』 『7/22 ススキの葉巻を採集。一方の住居内に♂が透けて見えたので、他方に最終脱皮前の♀が潜んでいるのではないかと期待。大き目の容器に入れて飼育。』 『7/24 ♂が♀の脱皮室に押し入って交接していることに気付く。♂触肢の近くに何やら白い塊※が写っていて、交尾する昆虫(カマキリやコオロギなど)の精包を連想しました。クモも移精中の精子が外から見えるものなのでしょうか?』 ※♂移精器官の一部 『ケツピク動画もご覧下さい。』 コメントと撮影: しぐまさん



♂ 2007 山形県 『6/11 夜に立ち寄った公衆トイレで発見。ごっつい大顎が目を引いたので捕獲。』 『持ち帰る間にタッパーウェアの隅で住居を作ってました。とにかく牙が恐ろしげ。』 コメントと撮影 : しぐまさん


♂ 06年8月20日 中津軽郡 西目屋村 目屋ダム  撮影: 津軽人さん



♂、住居、脱皮殻 060628 神奈川県座間市 撮影 : きどばん


♀、その脱皮殻、腹面、♂と糞。 2007 山形県 『(夏休み自由研究のつづき)交接を済ませた♀は破れた脱皮室を修復する素振りを見せたが近くに♂が居残っているので落ち着かない様子。外雌器を撮るために捕獲してビニール袋に移した。例によって交接プラグを見たがる○○な私…。微妙に付着物が片方に見える気がしますが、はっきりしません。♀はそのままビニール袋内で住居を作り始めました → 動画(5倍速)』 『この♀で注目すべきは歩脚が3本も欠けていたことです(左の第一脚および右の第一、二脚)。もしや私の給餌が不充分で♂に共食いされたのか(DV?)と申し訳なく思ったのですが、♀脱皮殻も同じく5本足だったので一件落着♪(採集前の亜成体期に事故にあった?)5本足でも問題なく住居を作れました。造網には第4脚の方が重要なのかな?右下はサービス?写真で、交接直後の♂がお土産を見舞ってくれた(脱糞)シーンです。「すっきりし過ぎやで、自分!」』 コメントと撮影: しぐまさん



♀亜成体辺り 『今日は梅雨の晴れ間、オギの葉などをちまき状に巻いたクモの住居が目につき始めました。ちょっとだけ開けて、中の住人を撮らせてもらいました。』 『お腹がすこし丸く見えますが、これは、若♀でしょうか…(080606東京都足立区)』 コメントと撮影: くも子さん

♂亜成体 『これは若♂のように見えますが、あと一回くらいかな?今はまだ、♂♀別々の住居にいるようですね。(080606東京都足立区)』 コメントと撮影: くも子さん


幼体と住居 060531 神奈川県座間市 住居は二つ折り〜四つ折、キク科植物ほかの葉を寄せ集めて作られたものなどがある。 撮影: きどばん


幼体 2007/06M 山形県 『先週キショウブの葉を巻いた住居を見つけ、葉ごと採集して持ち帰ったら中で幼体が脱皮していました。 「私、脱いでも青いんです!」 右下が脱皮殻。→コレクション入り♪』 コメントと撮影: しぐまさん


幼体,背甲は暗色. 2007/05 山形県 『 GW後半、標高300mにある公園の若い低木(樹種不明)の葉に小さな住居網をこしらえていました。芝生が終わって林が始まる(林縁と言うんでしょうか)生垣みたいな所です。高さは膝〜腰ぐらいでした。体長6mm 』 コメントと撮影: しぐまさん


 寄生蜂


カバキコマチグモ?(※1)に寄生するヤマトツツベッコウ[2731] 2006/08M 東京都八王子市 撮影: S,W さん

『これの経緯なのですが、実は昨年夏、「コマチグモ属(多分カバキコマチ)」の住居を開いた時、中から繭が出て来まして、「これって、今年中に羽化するのかな?」と思い、何と無く持ち帰ってみたのです。入れ物の中に放置しておいたのですが、5日後、気付くと既に[2731]の成虫になっていました。本当はもっと前(2〜3日?)に出て来ていたのかも知れなかったのですが…。そのせいか、翌日には死んでしまいました。』 『今回貼った画像は、あくまでもイメージ画像です。@とAが全く別個体という意味で ・・・ BCは[2731]と同一個体のものです。 @静岡県榛原郡川根本町 2000,7,23 A山梨県南巨摩郡増穂町 2000,7,30 B東京都八王子市高月 2006,8,12 C同 2006,8,18  [2731]画像は、2006,8,17 』 コメントと撮影: S,W さん
『>「カバキコマチグモ」に付く「イワタツツベッコウ」  おぉ!!! 「自然観察者の手記」に登場したベッコウバチはこれだったのですね!(感動) 』 コメント: しぐまさん

ヤマトツツベッコウ(左)とイワタツツベッコウ(右)の見分け方 『複眼と後頭隆起とがくっついているのが、Homonotus japonicus、離れているのがH.iwataiです。というわけで、2731の写真はヤマトのように見えますね。』 コメントと撮影・作図: みつきさん
『ベッコウバチの専門家に聞いたことがあるのですが、初夏に産れた卵から孵った成虫の、それ以降次の年までの生活は謎とのことでした。一度冬にアナバチの巣からマユを見つけ、それから羽化させたことがあります。アナバチに狩られたクモについていて、そのまま成長し、マユの中で越冬したものでしょう。残念ながらアナバチの巣の記録をちゃんととっておらず、記録は、お蔵入りになっています。』 コメント: みつきさん
『コマチグモ属専門かどうか知りませんが、それを狩るアナバチ類が居るのですね? いずれにしても、何グモにどんな感じに付いていたかはともかく、繭(蛹)越冬だという事は、解かった訳ですね? 「イワタツツベッコウ」同士だと、後から産卵しに来た個体が、先の卵を取り除いてしまうとかいう話ですが、そのアナバチ類は、まだこのツツベッコウ類に対処する術を持っていないという事なのですね。アナバチ類の卵より、先に産卵しているツツベッコウ類の方が先に幼虫になって、クモもろとも食べてしまった?(笑)』 コメント: S,W さん
『あるいはアナバチの幼虫が死んでしまったということかと。時々獲物がそのまま干からびて残っていることもありますし。 』 『このハチもそうですが、クモ利用のハチの越冬ステージはほんとに謎が多いです。調べようにもどこから手をつけてよいのやら...』 『クモとハチの対応は調べたことがなかったです。記録を拾ってみる必要がありそうですね。 (※2)』 『これから夏にかけてツツベッコウの幼虫つきのクモが見つかりますので、ちょっと気にかけて、クモとハチのデータを取ったら楽しいかもしれません。』 以上4コメント: みつきさん

(※1)(※2)特定のツツベッコウのホストが特定のコマチグモに限定されるのかは情報不足.

 

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